本来、仕事として設計を行うことは、各都道府県に登録された「建築士事務所」にしか許されていませんので、資格の無い人や無登録の事務所は、たとえ住宅でも設計できないことを知っておいて下さい。
設計の依頼をする場合に考えておく点をあげますと、自分の考えている住まいについて、イメージはどうするか、全体の予算(自己資金+借入金)はどのくらいか、 床面積はどのくらいを考えているかなどを出来るだけ詳しくメモしておいたら良いと思います。
設計料については、建設省告示1206号によって一応の目安が示されていますが、設計事務所によって人件費や経費などに幅があり一概に言えません。設計料についても、直接に聞いていただいたら良いと思います。設計事務所に依頼すると工事費が高くつくというようなことが言われますが、設計の本来の姿は、依頼者の要望を聞いて費用的にもデザイン的にも依頼者が満足のいくよう努力することであり、工事業者と直接つながらずに、依頼者の立場で設計から工事業者選定までを行う方が、結果として安くなることが多くなります。